ＳＦＸ映画

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ＳＦＸ

２００１年宇宙の旅

宇宙戦争
ＳＦ物の古典的作品。Ｈ・Ｇ・ウェルズの同名小説の映画化。ＳＦＸは非常に粗末だが、ＳＦＸの歴史を語る上で、決して欠かす事は出来ない存在だ。
キングコング
私の挙げるのは、モノクロ時代の古典的名作。日本の「ゴジラ」等にも影響を与えた作品。
２００１年宇宙の旅
鬼才スタンリー・キューブリックが撮り上げた傑作で、今尚ＳＦ映画の最高傑作との呼び声が高い。センセーショナルだが中身のないＳＦ物が多い中にあって、この神秘的かつ深遠なる内容は正に別格。流石はキューブリックだ。これに比べると続編の「２０１０年」はかなり劣る。総てを解決しようとしたのが間違いだし、演出もキューブリックと違って台本に頼り過ぎ、奥の深さが削がれている。
未知との遭遇
「ジョーズ」に続くスピルバーグのメガ・ヒット。「２００１年」に比べるとずっとメルヒェンチックだが、未知なるものに対する怖れや憧れは出ていると思う。
スター・ウォーズ
センセーショナルなＳＦ物のパイオニア的存在。もはや此処には宇宙の深遠さや神秘はない。ルークやハン・ソロ達が宇宙狭しと暴れまくる、それが魅力なのだ。一番出来の好いのは「一作目（原案では４話）」。次第に悪く成り、最新作はキャラの魅力もストーリーの魅力もないつまらない物に成ってしまった。逆にＳＦＸはどんどん進化し続け、最新作の技術は正に驚異的と言えるのだが。その最新作、ポッド・レースのシーンは「ベン・ハー」の大戦車競争のパロディと成っていて、懐かしさを覚える。ジョン・ウィリアムスの音楽もあまりに有名。
エイリアン
この作品はＳＦホラーの代表的存在である。下敷きに成っているのはＨ・ホークス監督の古典的名作「遊星よりの物体Ｘ」だろうが、宇宙船という逃げ場のないステージで物語を進行させた点が秀逸。主演のシガニー・ウィーバーも適役だ。
ブレード・ランナー
ハリソン・フォードの役者としての評価を高めた事で知られる作品。近未来の機械文明、その究極の形とも言えるアンドロイドを描く事によって、人類に警鐘を鳴らしているという点においては、古典的名作「メトロポリス」の延長線上にあると言えるかも知れない。
スーパーマン
ＳＦヒーロー物の代表格。ＳＦＸは続編の方が優れているが、内容は一作目が断然。出演も凄い。マーロン・ブランド、ジーン・ハックマン、トレヴァー・ハワード、グレン・フォード。ＳＦ物でこれ程の顔触れが揃う事はそうそうあるものではない。主演のクリストファー・リーブも頑張っている。ヒロインのマーゴット・キダーは今一つだが。ジョン・ウィリアムスの音楽も超有名。
Ｅ．Ｔ．
長らく世界ナンバー・ワンの興収記録を保持した作品。同じスピルバーグの「未知との遭遇」が更にファンタジック、メルヒェンチックに成ったという見方も出来る。これは「ピーター・パン」や「メリー・ポピンズ」辺りの影響かも知れない。因みにスピルバーグは後に「ピーター・パン」の後日談として「フック」を制作している。スピルバーグは子供達を主役に据える事で、大人に成ると失いつつある、混じり気のない「純粋な心」を描きたかったのだろう。何れにせよ、この作品は大人から子供迄楽しめる普遍性を持ち、心温まるものを持っている。ジョン・ウィリアムスの音楽も素晴らしく、ラスト・シーンの感動は彼の音楽抜きには有り得なかったであろう。
ゴースト・バスターズ
この映画はどのジャンルに入れるか迷った。結局ＳＦＸがふんだんに使用されているという事でこのコーナーに入れたが。内容的にはアイバン・ライトマンが監督なだけあって、コメディー色が濃い。レイ・パーカーＪｒ．の主題歌も大ヒットした。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
未来と現代を行き来する痛快なＳＦ。この手の作品は正にスピルバーグの独壇場だ。時空を行き来する作品は他にも「フィラデルフィア・エクスペリメント」「バンデットＱ」など多々あるが、この作品の面白さは抜けている。
ターミネーター
シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーの名を一躍世界的なものにした大ヒット作。こちらは未来から遣って来た人間とアンドロイドが現代で壮絶な戦いを繰り広げる。
スター・トレック
人気テレビ映画を劇場化したもの。ファンにはたまらないだろう。ＳＦＸの一里塚として一度はテレビ版も見て貰いたい。
グレムリン
ギズモが可愛い。フィービー・ケイツが可愛い。たったそれだけの理由で此処に採り上げてしまった作品。分裂して凶暴化したグレムリン達の乱痴気騒ぎも抱腹絶倒。
遊星からの物体Ｘ
Ｈ・ホークスの古典的名作「遊星よりの物体Ｘ」のリメイク。内容は旧版より落ちるものの、ＳＦＸの凄味は当時「エイリアン」と並び称された。
ライト・スタッフ
あくまで人間自身が機械を操り、その腕で最速記録や宇宙への道を目指そうという者と、兎に角夢を叶える為に宇宙飛行士を志願した者達、その異なる生き様を並行して進める作品。「アポロ１３」と併せて観るのも面白い。更に日本のガイナックスのアニメ「オネアミスの翼」も観て、同じ様な素材をどう料理しているのか比較検討してみるのも一興だろう。