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アクション＆西部劇
大いなる西部
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荒野の決闘〜愛しのクレメンタイン 巨匠ジョン・フォードの名作で、「駅馬車」などと共に西部劇の代名詞的存在。ヘンリー・フォンダのワイアット・アープ、ヴィクター・マチュアのドクが素晴らしい。特にヴィクター・マチュアの存在感。この作品のお陰でドクを主人公に据えた映画が何本も作られた位である。メイン・テーマも有名。大いなる西部 「ベン・ハー」や「ローマの休日」等で御馴染みの名匠ウィリアム・ワイラー監督の名作。競馬中継を見ている人には御馴染みのメイン・テーマが象徴する様に、従来の西部劇とは肌合いが異なる。ヒューマニズム色が濃く、グレゴリー・ペック演じる主人公もジョン・ウェインやゲーリー・クーパーの様なヒーローではない。様々な人間模様こそがこの作品の魅力なのだ。勿論、アクションの見せ場もある。私は銃撃戦よりグレゴリーとチャールトン・ヘストンの壮絶な殴り合いが印象に残っている。嘗てのモノクロ映画「スポイラーズ」を思い出す程だ。エル・ドラド 「リオ・ブラボー」とよく似たキャラ設定やストーリーだが、キャスティングはこちらの方が豪華。ジョン・ウェインが飲んだくれに堕落した親友役のロバート・ミッチャムを立ち直らせつつ男の美学を貫く。黄色いリボン メイン・テーマが非常に有名な作品だ。ジョン・ウェインが口髭を生やしているのも結構珍しい。ストーリーも西部劇史上の名作とされるだけの事はあると思うが、ラストシーンは今一つ納得しかねる。シェーン 「黄色いリボン」とは逆にラスト・シーンがあまりに有名な名作。アラン・ラッドの翳りのあるヒーロー像も魅力。縛り首の木 私が観た西部劇の中で圧倒的に主演数の多いのはジョン・ウェインだが、これに次ぐのがゲーリー・クーパーである。ジョン・ウェインに比べると地味な作品が多い為、ゲーリー・クーパー主演の西部劇の名を次々に挙げるのは難しい。それにクーパーの場合には「モロッコ」「真珠の首飾り」「誰が為に鐘は鳴る」等他のジャンルでの印象度が高いのだ。亦仮にタイトルを思い出しても内容が今一つ思い出せないという作品が多い。「無宿者」や「西部の人」等は完全に中身がゴチャゴチャに成ってしまった。最も有名なのは「真昼の決闘」だが、今回は内容に特徴のある「縛り首の木」を挙げる事にした。ヒロインに好意を抱きながら、それを判然と相手に伝える事の出来ない、しかし頼りに成る渋い医師の役をゲーリーが演じており、正に適役と言えよう。帰らざる河 ロバート・ミッチャムとマリリン・モンローの共演が見物だが、マリリンに関してはこうしたジャンルより軽いミュージカル・タッチの作品の方が合っている。ロバート・ミッチャムは西部劇の典型とも言える武骨だが頼もしいヒーロー像をこなしている。荒野の７人 「ＯＫ牧場の決闘」でも御馴染み、ジョン・スタージェス監督が黒澤明の「７人の侍」を西部劇に置き換えた豪華キャスティングの西部劇。ストーリーはオリジナルより単純化され、中身がないと酷評を受ける事もしばしばだが、オールスター総出演を観る事が出来るというだけでも価値は高い。メイン・テーマも超有名。荒野の用心棒 マカロニ・ウェスタンの先駆けと成った作品で、黒澤明の「用心棒」を西部劇に置き換えたもの。やはりオリジナルより単純化されているが、男の美学は「荒野の７人」よりずっとよく出ている。燃えよドラゴン ブルース・リーの代表的作品。怪鳥の如き雄叫びをあげながら俊敏にして威力絶大の技を繰り出すブルースの凄味を堪能。蛇拳 ジャッキー・チェンの初期の代表作の一つ。ブルース・リーの流れを踏襲しつつも笑いを取るという新たな格闘アクション映画の側面を切り開いた。この時期のジャッキー作品は全部面白い。ロッキー 殴られても殴られても不屈の闘志で立ち上がり、最後にはミラクルな勝利を収めるシルベスター・スタローン主演のボクシング映画のシリーズ第一弾。メイン・テーマも有名だ。ハスラー ポール・ニューマン主演の名作。「ハスラー２」と併せて観るのが御薦め。ナディア 本当はアクション映画とは言えないが、他に掲載出来るスペースを確保するのが難しいし、一応スポーツに関連性があるのでこのページに掲載。ルーマニアの妖精と呼ばれたナディア・コマネチを主人公に据えた珠玉の佳品。栄光と挫折、そして再度の栄光、師弟関係、友情、恋愛等「人間コマネチ」が結構よく描かれている。アンタッチャブル 本来なら旧版を推したい所だが、アクションと成ればケビン・コスナー主演の新版と成ろう。この映画を挙げると「マッド・マックス」はどうした？とか、「リーサル・ウェポン」は？とか「ダイ・ハード」も忘れるなと言われそうなので随分迷ったが結局ショーン・コネリー演じるマローンの魅力が最優先されこの結果に成った。だったら「００７」シリーズを挙げれば？と言われそうだが・・・。インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説 この映画もアクション・アドヴェンチャーという事で我慢して戴きたい。ストーリー的にはシリーズ中一番中身がないと思われるが、次から次に登場するアクションのアイディアの面白さはシリーズ中一番と言って好い。言ってみればゲーム感覚の映画と言える。 |