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ビートルズとミュージシャン

エルヴィス以前の大物達 ロックンロールを全世界に普及させたのはエルヴィス・プレスリーだが、彼はあくまで伝道師であって、開拓者ではない。エルヴィスの先駆であり、ロックンロールを開拓した偉大なアーティスト達がビートルズに与えた影響は絶大なものがあった。チャック・ベリー、リトル・リチャード、バディ・ホリー、レイ・チャールズ、カール・パーキンス……。初期のビートルズは正に彼等の模倣から始まった。ビートルズが功成り名を遂げた後も、その尊敬の念は変わらず、時折共演もしている。彼等やエルヴィスなくしてビートルズは有り得ない。 エルヴィス・プレスリー ロックンロールの王様として時代の頂点に君臨していた偉大なるエルヴィス・プレスリー。ビートルズもその影響を受け、特にジョンの崇拝ぶりは熱狂的なものがあった。しかし、エルヴィスとビートルズが初めて会った時、エルヴィスが「君達のレコードは全部持っているよ」と言ったのに対し、ジョンが「僕らはあなたのレコードを一枚も持っていません」と冗談で答えたのがきっかけで、エルヴィスは”大のビートルズ嫌い”として世に知られる事になった。売上でもエルヴィスの記録が次々にビートルズに塗り替えられた事も原因とされる。しかし、ビートルズのメンバーのエルヴィスへの尊敬の念は変わらず、ジョンもポールも各々エルヴィス風の作品を時折録音している。エルヴィスのカヴァー曲も度々採り上げていた。 ローリング・ストーンズ ビートルズの最大のライヴァル。一方で、同じ音楽仲間でビートルズにとっては後輩という事もあり、グループ同士の交流は盛んで、特にジョンとストーンズのメンバーの仲は好かった。 ボブ・ディラン 歌詞の重要性をジョンに知らしめた偉大な存在。一方、ビートルズの音楽面の影響を受けたボブは”フォーク・ロック”のスタイルを確立する。 ビーチ・ボーイズ ビートルズから多大な影響を受けつつ、独自のサウンドを確立させた彼等は、ビートルズが”コンセプト・アルバム”を強く意識する事になるきっかけを作った。 エリック・クラプトン ロック史上最大のギタリストの一人で、ジョージの大親友。『ザ・ビートルズ』のセッションにも参加し、ポールを絶賛している。ビートルズ解散後も、ジョージをサポートするだけでなく、時折ジョンとも共演。 ビリー・プレストン 『レット・イット・ビー』に参加。サウンドの一翼を担い、その名を刻んだ。 ビートルズ解散後の共演者達 ジョンはエルトン・ジョンやデビッド・ボウイ、ポールはＴＯＴＯ、デイヴ・ギルモア、スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、エルヴィス・コステロらと共演。 ビートルズに私淑するアーティスト達 殆どのアーティストが影響を受けているとされるビートルズだが、ビートルズの楽曲の著作権を買い占めたマイケル・ジャクソン、ジョージ・マイケル、ハワード・ジョーンズ、ホール＆オーツ、シンディ・ローパー、Ｕ２、オアシス等が知られていよう。日本では井上陽水、サザンオールスターズの桑田佳祐、ユーミン、奥田民生、つんく等が知られている。特につんくは多様性そのものがビートルズを模範にしており、彼自身インタビューでビートルズの影響の大きさを物語っている。その結果、ビートルズ・ナンバーばかりを集めたカヴァー・アルバムを作ってしまった程だ。 この頁の内容は後日もっと中身の濃いものにする積りですが、現状ではごく浅い記述のまま掲載する事を御赦し下さい。