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米映画史上ベスト１００（１９９８年版）

順位	タイトル	公開年
１	市民ケーン	1941
２	カサブランカ	1942
３	ゴッド・ファーザー	1972
４	風と共に去りぬ	1939
５	アラビアのロレンス	1962
６	オズの魔法使い	1939
７	卒業	1967
８	波止場	1954
９	シンドラーのリスト	1993
10	雨に唄えば	1952

順位	タイトル	公開年
11	素晴らしき哉、人生	1946
12	サンセット大通り	1950
13	戦場に架ける橋	1957
14	お熱いのがお好き	1959
15	スター・ウォーズ	1977
16	イヴの総て	1950
17	アフリカの女王	1951
18	サイコ	1960
19	チャイナタウン	1974
20	カッコーの巣の上で	1975
21	怒りの葡萄	1940
22	２００１年宇宙の旅	1968
23	マルタの鷹	1941
24	レイジング・ブル	1980
25	Ｅ．Ｔ．	1982
26	博士の異常な愛情	1964
27	俺たちに明日はない	1967
28	地獄の黙示録	1979
29	スミス、都へ行く	1939
30	黄金	1948
31	アニー・ホール	1977
32	ゴッド・ファーザー�U	1974
33	真昼の決闘	1952
34	アラバマ物語	1962
35	或る夜の出来事	1934
36	真夜中のカウボーイ	1969
37	我等の生涯の最良の年	1946
38	深夜の告白	1944
39	ドクトル・ジバゴ	1965
40	北北西に進路を取れ	1959
41	ウェストサイド・ストーリー	1961
42	裏窓	1954
43	キング・コング	1933
44	國民の創生	1915
45	欲望という名の電車	1951
46	時計じかけのオレンジ	1971
47	タクシー・ドライバー	1976
48	ジョーズ	1975
49	白雪姫	1937
50	明日に向かって撃て	1969
51	フィラデルフィア物語	1940
52	地上より永遠に	1953
53	アマデウス	1984
54	西部戦線異状なし	1930
55	サウンド・オブ・ミュージック	1965
56	Ｍ★Ａ★Ｓ★Ｈマッシュ	1970
57	第三の男	1949
58	ファンタジア	1940
59	理由なき反抗	1955
60	レイダース〜失われたアーク	1981
61	めまい	1958
62	トッツィー	1982
63	駅馬車	1939
64	未知との遭遇	1977
65	羊たちの沈黙	1991
66	ネットワーク	1976
67	影なき狙撃者	1962
68	パリのアメリカ人	1951
69	シェーン	1953
70	フレンチ・コネクション	1971
71	フォレスト・ガンプ	1994
72	ベン・ハー	1959
73	嵐が丘	1939
74	黄金狂時代	1925
75	ダンス・ウィズ・ウルヴス	1990
76	街の灯	1931
77	アメリカン・グラフィティ	1973
78	ロッキー	1976
79	ディア・ハンター	1978
80	ワイルド・バンチ	1969
81	モダン・タイムス	1936
82	ジャイアンツ	1956
83	プラトーン	1986
84	ファーゴ	1996
85	吾輩はカモである（ダック・スープ）	1933
86	戦艦バウンティ号の叛乱	1935
87	フランケンシュタイン	1931
88	イージー・ライダー	1969
89	パットン大戦車軍団	1970
90	ジャズ・シンガー	1927
91	マイ・フェア・レディ	1964
92	陽の当たる場所	1951
93	アパートの鍵貸します	1960
94	グッド・フェローズ	1990
95	パルプ・フィクション	1994
96	捜索者	1956
97	赤ちゃん教育	1938
98	許されざる者	1992
99	招かれざる客	1967
100	ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー	1942

※１９９８年、米国映画協会（ＡＦＩ）発表。

ＡＦＩが映画１００周年を記念して、毎年発表し始めた映画の様々なランキングの第一弾がこれだ。『市民ケーン』や『カサブランカ』『風と共に去りぬ』等常に米国映画史上のベストを争ってきた名作が上位を占めている事は確かだが、この選考基準に関しては評論家・一般ファン双方から疑問が呈されている。 例えば、スピルバーグ作品中最上位が『シンドラーのリスト』だったり、『ローマの休日』みたいな映画史上に残る人気作がランク・インしていなかったり……。ハリウッド黄金期の作品が大半を占めるとはいえ、必ずしも一般的な人気や評論家の評価と一致している作品が選ばれている訳ではないのだ。評論家からすれば史上に残る作品で選から洩れた作品が少なくないのが気になるところだろうし、チャップリン（『黄金狂時代』７４位、『街の灯』７６位、『モダン・タイムス』８１位のみランク・イン）やディズニー（『白雪姫』４９位、『ファンタジア』５８位のみランク・イン）作品などの評価の低さも首を捻るところであろう。若者にとっては『タイタニック』等の近年の作品が殆ど入っておらず、このランキングを観ても馴染みの薄い作品ばかりでピンと来ないに違いない。尤も、私自身が作品を選んだとしても、ラインナップや順位が異なるだけで、昔の名作が中心になり、最近の映画は殆ど選ばないだろうけれど。何れにせよ、ＡＦＩのランキング、何を選考基準にしているのか、よく分からないのである。まあ、結局のところ、選者の好みというところだろうが。でも、古い作品で忘れられがちな名作が割と網羅されているので、参考資料として全く役に立たないものではない。因みに、このランキングはあくまで米映画が対象の為、『禁じられた遊び』『太陽がいっぱい』『ニュー・シネマ・パラダイス』といった欧州映画の名作は入っていない。